
茂木 雅世
バタバタな日々をお茶と植物でゆるやかに🌴🍵急須で淹れるお茶好きが高じて、2009年頃からリュックに茶器を入れ、全国各地でお茶をふるまう活動を開始。現在は執筆やラジオMCとしての一面も。レギュラー番組にFMヨコハマ「NIPPON CHA茶CHA」・LuckyFM「HAPPYパンチ!」。著書に「東京のほっとなお茶時間」「東京のおいしいボタニカルさんぽ」。煎茶道東阿部流師範。
カジュアルに茶を“食す”和食体験

▲開放感あふれる明るい店内。ふらっと寄れる気軽さも◎。
御茶ノ水駅から徒歩3分ほど。高層ビルの中に突如現れるガラス張りの空間が、今回の目的地「レストラン1899お茶の水」です。
店内に入ると木目調のテーブル席が並び、開放感あふれる空間が。
ここには、宇治、狭山といったシンプルな日本茶から山椒やゴボウをブレンドしたお茶、日本茶ラテメニュー、ほうじ茶や和紅茶を炭酸と合わせた“日本茶ソーダ”など、お茶を使った絶品ドリンクメニューがそろいます。そのほかにも、お茶パフェや濃茶ジェラートといったスイーツ、お茶を使ったお料理や、お酒メニューまでを愉しむことができます。
驚くのは、ほとんどのメニューに抹茶や紅茶、煎茶などが使われていて、“お茶をさまざまな形で楽しめる”ということ。お茶の葉を練りこんだお茶ソーセージや豚と旬野菜の和紅茶煮、緑茶の香りを愉しむおでんと言った独創的なお茶料理が豊富にそろい、ランチ、ディナーでいただけます。
訪れたなら、ぜひお茶とお茶を使ったスイーツまたはお料理を一品ずつオーダーするのがオススメ。

▲上品な和食にお茶の要素がプラスされ、ここでしか味わえない逸品に。
今回選んだお茶メニューは、茶匠 宮野圭司氏が同店のために合組したオリジナル六煎茶に季節のお茶請け3点が付いた「1899六煎茶セット」と、特製の抹茶味噌でいただく「鯛茶漬け」の2品。
鯛茶漬けは見た目も華やかで、抹茶味噌の奥深い味わいが印象的な逸品。さらさらっと食べられるのに具材の贅沢さも相まってか、満足度も◎。旅館を起源とするホテル龍名館お茶の水本店のメインダイニングでもある同店ならではの、“和食+お茶”の魅力を存分に味わうことができます。
オリジナルブレンド六煎茶と季節のお茶請け

▲少しずつ何種類も味わえるの点も贅沢。季節を感じるプレート。
食後には、季節のお茶請けがついたオリジナルブレンドのお茶、六煎茶のセットを。お茶請けはその時々によって変わるそうですが、この日は「わらびもち」「ミニおはぎ」「栗の甘露煮」「酒茶ケーキ 紅茶」が一つのプレートに少しずつのっていました。酒茶ケーキには抹茶、紅茶、ほうじ茶があり単品でも人気なのだとか。
最初にふんわりとお酒の香りが立ちのぼり、最後にお茶の味わいが感じられる大人のためのケーキです。

▲カウンターでお茶を淹れている様子はさながらショーのよう。
2煎目・3煎目は自分で急須を使い、お茶を淹れることができる点も魅力の一つ。また店内では店内奥のカウンターで丁寧にお茶を淹れている様子も見ることもできます。お茶を愛で、感じ、飲んで、体験し、食す。ここに来ればお茶の全てを味わい尽くすことができるはず。
カジュアルにヘルシーなお食事と贅沢なひとときを味わいたい時に足を運んでみてはいかがでしょうか。
レストラン1899お茶の水
【住所】東京都千代田区神田駿河台3-4
【TEL】03-3251-1150
【営業時間】(ランチ)11:00~14:00(カフェ)14:00~17:30(ディナー)17:00~22:00
日曜・祝日のディナータイムは休業
- 当サイト内のおでかけ情報に関して
-
※本記事は2025年01月10日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※おでかけの際はマスクの着用、手洗い・手指消毒などを心がけ、感染拡大の防止に十分ご配慮いただきますようお願いします。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。