伝道1  必見!超絶技巧の職人技が光る竹製アフタヌーンティースタンド

席に着いて、まず目を惹くのがオリガミのシンボルともいえる繊細な竹製の2段スタンド。

江戸時代から受け継がれる駿河竹千筋細工は、400年以上の歴史を持つ職人技が光る逸品。

明治6年(1873)にはウィーン万国博覧会で名声を得て、海外からも評価の高い伝統的工芸品

です。僅か0.8mmという細い竹ひごを一本一本組み、千筋にして形づくられ、上部には水引の淡路結びをあしらえています。凛とした直線としなやかな曲線が織り成す妙技に、思わずため息が出るほど。

伝道2  食べる宝石箱ともいえるティーフーズを味わう

竹製スタンドに魅入っているとカバーが外され、そこには上品に煌めく宝石のようなティーフーズの数々が散りばめられています。ひとつひとつ手の込んだセイボリーとペイストリーのバランスも絶妙なうえ、紅茶だけではなく、日本茶・中国茶のセレクションの調和も見事。タイミングを見計らって小さな竹籠でサービスされるスコーンもまた風情が漂います。

伝道3 19世紀のジャポニズム茶会を堪能

日本の茶の湯と英国のアフタヌーンティーが見事に融合したかのように見える和洋折衷スタイル。これは、英国伝統のアフタヌーンティーを日本風にアレンジした新しい形かと思いきや、ジャポニズムを取り入れたお茶会は、19世紀ヴィクトリア時代の英国貴族たちが酔いしれた憧れのスタイルでもあります。建築家・隈研吾氏によって表現された日本の伝統美を愛でながらの午後のひとときは、世界に誇るジャポニズムアフタヌーンティーの姿といえます。

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