
パフェ評論家 斧屋
パフェ評論家、ライター。これまでに4000本以上のパフェを食べました。パフェの魅力を多くの人に伝えるために、雑誌やラジオ、トークイベントなどで活動しています。著書に『パフェが一番エラい。』(ホーム社)など。
目白「カフェクーポラメジロ」

山手線JR目白駅から徒歩8分ほど。目と鼻の先には有名な洋菓子店「エーグルドゥース」もある、そんな場所に「カフェクーポラメジロ」はあります。月替りのパフェを出すお店が増えてきましたが、クーポラさんのパフェは扱う果物・食材によっては2~3週間ほどしか提供されないこともあります。そのため、特に土日はパフェを求めるお客さんで予約がいっぱいになることも多い、人気のお店です。

▲東方西瓜パフェ2024
6月にいただいたのは、「東方西瓜パフェ2024」。スイカのパフェを提供するお店はそんなに多くないのですが、こちらのパフェはスパイスやお酒も使いつつ、スイカの魅力を導き出す独創的な一品です。(スイカは熊本県あかりふぁーむさんの「ひとりじめボンボン」を使用しています。)
甘酒ジェラートの上には「馬告(マーガオ)」と赤胡椒のパウダーがかかり、グラスの中には、「チコリコーヒー」と八角のパンナコッタ、酢橘(すだち)のジュレなど、20近いパーツが層状に折り重なっています。台湾でよく使われる馬告はレモングラスのような香りのスパイス、チコリコーヒーはチコリという野菜の根を焙煎した飲料(コーヒーではない)です。さまざまな食材にパフェの中で出会うことができ、またそれらの食材の風味がグラス内で複雑に混ざり合って重層的な香りのハーモニーを奏でます。これを私は「香りのコンサート」と呼んでいるのです。
酸味や苦味がスイカの甘みを引き立て、甘酒や馬告によってオリエンタルな雰囲気も漂う、楽しいパフェでした。

▲パフェは20近いパーツで出来ている
スイカの次は、梅を使ったパフェが登場する予定とのこと。最新のパフェの情報は、お店のinstagramのアカウントをご覧ください。最近は予約で席が埋まってしまうことも多いので、電話予約を推奨します。金曜以外は朝9時からオープンしており、朝からみんなでパフェを食べている楽しい光景が見られますよ。
「カフェクーポラメジロ」
住所:東京都新宿区下落合3-21-7 目白通りCHビル1F
TEL:03-6884-0860
https://www.instagram.com/cafe_cupola_mejiro
水・木・日・祝日9:00~16:00
金曜日11:00~17:00
土曜日9:00~17:00
月・火定休
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