業界でも名を馳せる珠玉のパティスリーが、さらに進化

「マテリエル」の店内に入ると、うっとりするような生菓子のショーケースに見とれ、食指をそそるさまざまな質感の焼き菓子類に心躍る。まさに、上質な非日常感が漂う別世界だ。


権威あるパティシエの世界コンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」など複数の国際大会で活躍した林シェフのお菓子を求め、平成22(2010)年5月のオープン以来、遠方からもスイーツファンや若手パティシエたちが大勢訪れる。


開店から15年を経て改装し、2025年9月にリニューアルオープン。パリの老舗パティスリーのような洗練された佇まいとなり、さらに魅力を増した。

一つ一つのお菓子の、さりげない技術力とデザイン性の高さに思わず目が釘づけになる。


「ミュル・ミュール」という生菓子は、ブラックベリー風味のビターチョコレートのムースの中に、アールグレイのクリームやブラックベリーとカシスのジュレ入り。


上面はグラサージュという上掛けで漆塗りのように輝いている。側面はややマットな艶を持つチョコレートがけで、質感の対比が目を引く。しかも、上面と側面の際の部分にわずかにかかるまでコーティングされている。どうやるのか?とプロでも首をひねるような難しい技術だ。


飾りもお菓子の中身に使われているものに絞り、色素も使わず、素材の色味や特性を生かす。

「ネグリタ」は、ラムレーズンと、ホワイトチョコレートのムースの中にミルクチョコレートのガナッシュやビスキュイショコラ生地を重ね、土台にサブレを敷いた、レーズンサンドのような味わいだ。


見る角度によって、上面の透明な部分にキラキラと白い幾何模様が透けているのがわかる。一体どうやっているのか? 物作りが好きな人であれば、あれこれと想像をめぐらしてワクワクする、至福のひと時を過ごせるだろう。

リニューアルでよりおしゃれで優雅なカウンター席に

以前にもテーブルと椅子席はあったが、リニューアルでカウンター席のイートインスペースが設けられ、ゆったりと座れるようになった。ショーケースから選んだ美しいお菓子達に、落ち着いてじっくりと向き合える。


「ミュル・ミュール」は全体に繊細な口どけでみずみずしく、チョコレートのビターさとベリー類の甘酸っぱさ、アールグレイの香りが華ひらく。「ネグリタ」はより濃厚な食べ応えだが、ラム酒の風味で後味はすっとキレが良い。


時期により、イートイン限定の皿盛りデザートが登場することもあるので、出会えたらぜひ食べてみてほしい。

マテリエル
  • 所在地

    板橋区大山町21-6 白樹館 壱番館1F

  • 最寄駅

    大山(東京都)

  • 電話番号

    03-5917-3206

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