「シチリアーモ」の筒が運ぶ、本場の衝撃
▲シチリアーモが丁寧に調理している筒状の生地
美食の街、日本橋。歴史あるこの街に、今、イタリア好きを狂わせる最高の共演が実現している。ナポリピッツァ界の伝説「ジーノ ソルビッロ(Gino Sorbillo)」と、シチリア菓子専門店として関西から全国にその名を轟かせつつある「シチリアーモ」だ。
主役は、シチリアが誇る伝統菓子「カンノーリ」。映画「ゴッドファーザー」の名台詞「銃は置いていけ、カンノーリを持ってきてくれ」でも知られるあの菓子だ。
しかし、日本で本当に美味しいカンノーリに出会うのは、実は至難の業である。なぜなら、あの筒状の生地の「バリッ」とした快感は、鮮度が命だからだ。
▲ピスタチオのカンノーロ(880円)
ソルビッロで提供されるのは、シチリアーモが製造した「ピスタチオクリーム」「ヘーゼルナッツクリーム」の2種と、カンノーリの筒。ソルビッロ製造の自慢のリコッタクリームも合わせて、全3類のカンノーリ(各880円)を楽しめる。
注文を受けてから、店員さんがクリームを筒へと丁寧に詰め込む。最高の食感を維持するための、重要な工程だ。一口齧れば、脳内に衝撃が走る。カンノーリの筒が放つ、香ばしくも深みのある「バリッ」という音。
ナポリの真髄、ソルビッロのピッツァを喰らう
▲(下)アンティカ・マルゲリータ(2,100円)と(上)カプリチョーザ(2,850円)
デザートを語る前に、当然ながらソルビッロのメインディッシュ、ピッツァについても触れないといけない。
「アンティカ・マルゲリータ」は、まさに王道だ。薄く伸ばされた生地は、縁がふっくらと立ち上がり、薪窯の熱を帯びて香ばしく色付く。トマトソースの鮮烈な酸味と、モッツァレラのミルキーな甘み。シンプルだからこそ、素材の質と職人の腕が伝わってくる一皿だ。
さらに、具沢山の喜びを噛みしめたいなら「カプリチョーザ」がオススメ。キノコやオリーブ、アーティチョークが織りなす複雑なうま味は、ビールとの相性もバツグン。
そしてチーズ狂を唸らせるのが「クワトロ・フォルマッジ」だ。4種のチーズが溶け合い、重厚なハーモニーを奏でる。熱々の生地から滴り落ちるチーズの海に、ただ圧倒される。
▲クワトロ・フォルマッジ(2,700円)
日本橋に刻まれる、イタリアの記憶
▲アンティカ・マルゲリータ
ナポリの力強いピッツァでお腹を満たして、最後にシチリアーモのカンノーリで締める。これ以上の贅沢があるだろうか。日本橋という場所でありながら、そこには確実にイタリアの鼓動が脈打っている。
シチリアーモの情熱が詰まった筒と、ソルビッロの技術が融合したカンノーリは、もはや単なるデザートの域を超えている。それは、二つの文化が交差する瞬間を味わう体験そのものだ。
イタリア料理に目がないみなさんは、今すぐ日本橋へ向かうべきだ。銃は置いて、空腹だけを抱えて。
東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス1F
年中無休 11:00–23:00 (L.O.21:30)
最寄り駅:三越前駅
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