さて第1回目に紹介するのは、慶應義塾大学の三田キャンパス内にある「カフェ 八角塔」です。大学の校内にあるのですが、在校生以外の方でも自由に利用できますのでご安心を。ここには国指定の重要文化財の中にカフェがあるのです。建物へたどり着くには東門が一番近いので、そちらから中へどうぞ。

明治45年に建てられた国指定重要文化財

カフェがあるのは、こちらのゴシック様式を用いた壮麗な建物の一階です。かつては図書館として利用されていたそう。建物の一部が八角形をしていることから「八角塔」と呼ばれ、慶應義塾大学ではシンボル的な存在として長年親しまれてきました。

それではさっそくカフェの店内へ。天井の高い広々とした空間に、国会議事堂や最高裁判所などの内装を手がける三越製作所が製作した特注テーブルや、ドイツの家具ブランド「トーネット」のヴィンテージ椅子、豊かなドレープをたたえたカーテンなどが贅沢に配されています。

丁寧に作られた本格的な喫茶メニュー

同店では「ネオクラシック」をコンセプトに作られる軽食やドリンクが味わえます。なかでも一押しは、自家製のトマトソースやバジルソース、少量のケチャップで味付けした「特製ナポリタン」(950円)。モチモチっとした太麺がソースとよく絡み、食べ応えも十分です。

「コーヒー」(800円)は、味わいに定評のある自家焙煎珈琲店「蕪木」の豆を使用し、一杯ずつサイフォンで抽出しています。カップ二杯分がポットで提供されるので、のんびり過ごしたい時にもピッタリ。紅茶には「マリアージュ フレール」の茶葉が使用されています。

コーヒーや紅茶のお供には、千葉県市原市「くにおかチョコレート」のマカロン(400円)もおすすめです。生地には自家採卵した卵白やてんさい糖、ペルー産のチョコレートを使用しており、ふわっとした優しい口溶けが楽しめます。生地に挟まれたガナッシュは砂糖不使用で、カカオ本来の上質な酸味や香りが口の中に広がります。ちなみに東京で味わえる店はここだけとのこと。


カフェや喫茶店が好きな方だけでなく、建築やインテリアに興味のある方も楽しめる「カフェ 八角塔」。大学指定休などイレギュラーな休みもあるので、訪問前にはお店の公式S NSをチェックしてから訪れてみてくださいね。

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