愛らしいスワンシューが人気の洋菓子店。併設の喫茶室で食べられる「あの」麺メニュー

ひとりでも、美しい壁を眺めていたら退屈しません

▲ひとりでも、美しい壁を眺めていたら退屈しません

昭和41年に創業、東武東上線の中板橋駅前にある「欧風菓子 白鳥」は、愛らしいスワンシュークリームや美味しい焼菓子を目当てに、地元の方々のほか、遠方からのお客様も多い人気店です。


駅前を見渡せる大きな窓があり、クラシックが流れる2階の喫茶室では、ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキのほか、軽食メニューも楽しむことができます。

喫茶室へ上がる階段には、モダンなデザインの照明。両壁に映る影さえも美しい

▲喫茶室へ上がる階段には、モダンなデザインの照明。両壁に映る影さえも美しい

ミックスサンド、ピザトースト、カレーライスなど、一般的な純喫茶と同じく安心感のある文字が並んだメニュー表を進めていくと、突如「ジャージャー麺」という表記が。


「ジャージャー麺」とは、豚のひき肉を豆味噌や甜麺醤で炒めたものが乗っている中国発祥の料理と言われているもの。


中華料理屋では見かけますが、純喫茶で出会えることは少ないのではないでしょうか?

食欲をそそる色合い。黙々と食べたい

▲食欲をそそる色合い。黙々と食べたい

欧風菓子をメインとするこちらで提供している理由は、ご家族の出身地などではなく、ケーキ製造や軽食調理をご担当される白鳥忠光さんが「好きだから」ということ。


具材は豚ひき肉、細かくカットされた玉ねぎとたけのこ、トッピングのきゅうり。麺のやわらかさとのバランスが良く、自家製ピリ辛味噌のコクも手伝って、掬う手が止まらずあっという間に完食。

添加物なしの材料で作られているため、撮影はささっと

▲添加物なしの材料で作られているため、撮影はささっと

食事を終えた後は、やはりあまいものと珈琲でひと息。ケーキ類は、珈琲、紅茶、カフェオレ、ミルクとセットにできます。


運ばれてきたスワンシューの凛とした姿にしばしうっとりしていると、ご年配の団体が近くの席にいらっしゃいました。


おそらく何回か来ている方が「ここはスワンシューが人気だよ」とすすめ、それに従って数名が注文。


テーブルに並ぶスワンシューを見て、一瞬「かわいいねえ」と声をあげるも、写真を撮るわけでもなく、見惚れるわけでもなく、ためらいなく羽をむしり、フォークを突き刺し、美味しそうに口の中へ。


その潔さに憧れさえ抱いたある日の午後でした。

1階の床のデザインも必見です

▲1階の床のデザインも必見です

スワンシューをモチーフにしたトートバッグや、創業当時から変わっていないロゴを印刷したTシャツも店内で販売中。

▲スワンシューをモチーフにしたトートバッグや、創業当時から変わっていないロゴを印刷したTシャツも店内で販売中。

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