どんな人が手入れしているのかな?

浅草といえば、浅草寺。長かったコロナ禍もようやく収束の兆しが見え、雷門の前にはにぎわいが戻っています。
そのまま仲見世を進んでいきたいところですが、路上園芸的におすすめなのは、メインの通りよりもむしろ脇道。雷門の左手から小道に入っていくと、お店やおうちの前に、鉢植えが並ぶ風景が目に入ってきます。

一斗缶やビールのケースの上に鉢植えが置かれていたり、トロ箱や樽などが器になっていたり。
「お店で使っていたものを転用したのかな?」「どんな人が鉢植えをお世話してるのかな?」
開店前に、店の裏の鉢植えに水やりをする寡黙な大将……鉢植えの周りのものから、そんな想像を膨らませてみると、住んだことのないまちであっても、そこに暮らす人たちの様子がリアルに脳内に広がっていく感じがします。
路上園芸は、まちに親しむ入口の一つ、そんなふうに感じています。
路上園芸から感じる季節のめぐり、そして植物のたくましさ

2月中旬のこの日。ぷっくりと膨らんだ蕾から、花びらが今にも芽吹きそうな様子で顔を覗かせているのを発見。寒かった冬がようやく終わる……と、華やいだ気持ちになりました。
こんなふうに、植物の様子からふと季節のめぐりを感じるのも、路上園芸鑑賞の楽しみの一つです。

ちなみにこの花。根元を見ると、ものすごい生え方をしていました。
もしかして隙間から生えているのかい?都市の空間でさえもしたたかにものにする植物のしぶとさにも、目が離せません。
雷門の脇道から、つくばエクスプレスの浅草駅にかけての脇道・小道には、楽しい路上園芸風景が随所に広がっています。
浅草方面へお出かけの際にはぜひ、路上園芸鑑賞とセットでお楽しみください。
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