
パフェ評論家 斧屋
パフェ評論家、ライター。これまでに4000本以上のパフェを食べました。パフェの魅力を多くの人に伝えるために、雑誌やラジオ、トークイベントなどで活動しています。著書に『パフェが一番エラい。』(ホーム社)など。
浅草「雨虹」
東京メトロ浅草駅から北へ、早足で歩いて15分(バスでも行けます)。駅周辺の喧騒から離れた、落ち着いた住宅街の中にそのお店はあります。パフェ好きの間で知られる、類例を見ない独自の造形美が魅力的なパフェを提供するお店「雨虹(あめにじ)」。店主の山本さんが生み出すパフェの数々は、「一体どうなっているんだ?」「何でできているんだ?」と思うような不思議で美しいものばかりです。

▲「フルーツパパイヤパフェ」
3月の末にいただいたのは、「フルーツパパイヤパフェ」。そもそも「パパイヤ」の名前を冠したパフェに、フルーツパーラー以外のお店で出会うのは大変珍しいことです。
石垣島の完熟フルーツパパイヤは甘味がしっかりしていて力強い。他に南国のフルーツ・アテモヤを使ったショーフロア(冷たいデザート)、仙草ゼリー、ピスタチオとピーカンナッツアイスクリーム、ブラッドオレンジゼリー、トマトコンフィなどなど、植物の生命力がむわむわと湧き出てくるようなパフェでした。
「これは何かな、これは何かな」と探りながら食べ進める様は、密林を探検しているようとでも言えるでしょうか。

▲「スパイスとスター さつまいもデロワパフェ」
こちらは1月にいただいた「スパイスとスター さつまいもデロワパフェ」。スターフルーツとさつまいもを主軸に、10種以上のスパイスやブルーチーズを使用したパフェです。スターフルーツを主役にパフェを作るという発想自体、なかなか出てくるものではありません。
スターフルーツのさわやかさと軽快な食感が際立ち、スパイスの香りがさつまいもの重さを緩和してくれる絶妙なバランスのパフェ。こんな組み合わせもアリなんだ、と新たな発見ができました。

▲「さくらんぼとメロンソーダパフェ」(2023年5月)。グラス内にレンコンが見えます。
パフェの種類は旬の果物等に合わせて移り変わっていきます。いつ行っても、新たな驚きと出会えるお店ですね。営業は金・土・日のみ。未知なるパフェの冒険の旅へと出かけましょう。
お店の詳細は以下を参照下さい。
「雨虹」
住所:東京都台東区今戸2-12-6-2F
https://www.instagram.com/cafelounge_ameniji/
金曜~日曜10:00〜18:00(17:00L.O.)
- 当サイト内のおでかけ情報に関して
-
※本記事は2024年04月16日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※おでかけの際はマスクの着用、手洗い・手指消毒などを心がけ、感染拡大の防止に十分ご配慮いただきますようお願いします。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。