
溝呂木 一美
ドーナツ探求家・イラストレーター・グラフィックデザイナー・手芸愛好家。 “ドーナツとは、油の中で夢がふくらむ、幸福な食べ物です。”というキャッチコピーを掲げ、国内外で年間500種類以上のドーナツを食べ、自身のブログや各種SNS、テレビやラジオ、雑誌、Webメディア等でも情報を発信。イラストレーターとしては「かわいい・おいしい・楽しい」をテーマに描いている。主なテレビ番組出演歴は『マツコの知らない世界』『ラヴィット!』(TBS系)、『バゲット』(日本テレビ系)など。著書に『私のてきとうなお菓子作り』(ワニブックス)、『ドーナツのしあわせ 年間500種類食べる“ドーナツ探求家”の偏愛ノート』(イースト・プレス)、『ドーナツの旅』(グラフィック社)あり。
作家の名前を冠したオシャレなお店
六本木に登場したドーナツ専門店は、その名も「OSCAR WILDE(オスカー・ワイルド)」。
「サロメ」などで知られる、アイルランド出身の、あの作家と同じ名前です。
オープン前の公式インスタグラムには、かわいいロゴマークに、カラフルなルックスのドーナツ写真がアップされており、「なぜ、オスカー・ワイルド?」と思いつつも、ワクワクと胸を高鳴らせて、お店に向かいました。
OSCAR WILDEは六本木ヒルズノースタワー1Fの、六本木通り沿いに面した入り口付近にあります。
プラントベースフードの製造・販売等を手掛ける株式会社TOYOKE(トヨーク)が手掛けたお店で、植物性原材料のみで作られたプラントベースドーナツのテイクアウト専門店です。

▲かわいいカタツムリのキャラクターが目印です。

▲4個入り、6個入りのテイクアウト用のボックスがあります。手土産にも良いですね。
食べ比べも楽しい!異なる食感の3種の生地
ドーナツ生地は、「クラフト」「リッチ」「オールドファッション」の3タイプあり、それぞれに個性のある独特の食感に注目です。

▲左から、「クラフト」「リッチ」「オールドファッション」。断面からも違いがわかります。
「クラフト」は気泡が大きく、やわらかで“むちゅむちゅ”と、もっちりした食感のイーストドーナツ。全粒粉を使用した香ばしさがあり、甘さも程よく、心地よい弾力が魅力です。
「リッチ」は、気泡が細かく、むちっ&もちっとした、「クラフト」よりもしっかりした食感のイーストドーナツ。
「オールドファッション」は、コリっとした歯応えがあり、みっちりと目が詰まったケーキタイプのドーナツです。
どれを食べるか迷ったら、断然「クラフト」がおすすめです。他にはない独自性の高い食感ですので、ぜひ味わってほしい逸品です。
とはいえ、3種とも買って食べ比べるのが、もっとも楽しい食べ方でしょう。ドーナツの奥深さを発見できるハズです。
カラフルで心踊る!原材料はすべて植物由来

▲シナモン、レモン、ラズベリー、あんバターなどなど、いろいろなタイプのドーナツを楽しめます。
3種の生地のドーナツに対して、それぞれに合うアレンジをして提供しています。ワクワクするような楽しい見た目で、すごい色のドーナツもありますが、すべて植物由来の原材料で作られています。
卵や乳製品は、ドーナツ生地にその食材が持つ風味やしっとりした食感を与えるという効果があります。ところがOSCAR WILDEのプラントベースドーナツは、生地だけでなく、ドーナツの上にかけてあるグレーズやアレンジも工夫しており、全体的に風味がよく、動物性食品の力がなくても、十分に満足できる味わいがありました。
プラントベースフードを食べてみたい!という人には、ぜひ試してほしいですし、プラントベースフードをいつも食べているという人には、甘いものを食べたい気持ちを満たしてくれる頼もしい存在となるでしょう。
最後に、なぜ店名が「オスカー・ワイルド」なのか、という点についての答えです。
それは……、いや、これはナイショにしておきましょう。
なぜなら、とても素敵なデザインのOSCAR WILDEのドーナツボックスに、その答えがあるのです。
ドーナツを買って食べるとき、フタの裏をご覧ください。

- 六本木ヒルズ
-
-
所在地
港区六本木6丁目
-
最寄駅
六本木
-
電話番号
03-6406-6000
-
- 当サイト内のおでかけ情報に関して
-
※本記事は2024年06月12日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※おでかけの際はマスクの着用、手洗い・手指消毒などを心がけ、感染拡大の防止に十分ご配慮いただきますようお願いします。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。