東村山市役所近くにある“ちゃんぽん”の名店

西武新宿線の東村山駅東口から徒歩10分くらいでしょうか。東村山市役所の裏あたりに「すぱいす」という小さなラーメン屋があります。


こちらは長崎のご当地グルメ“ちゃんぽん”が看板メニューなのですが、提供しているのは一風変わったちゃんぽん。たっぷりの野菜のほかに、なんと豚ロース肉のから揚げがドドーンと添えられているのです。

「すぱいす」の特製ちゃんぽん(900円)

▲「すぱいす」の特製ちゃんぽん(900円)

スープ自体はあっさりしていて、野菜と海鮮のうま味がたっぷり。そこにロースのから揚げ、いわゆる“パーコー”をのせてガッツリ&こってりの要素をプラス。から揚げにはうま辛のタレもかけられていて、なんともヤミツキ系なちゃんぽんに仕上がっているんですよね。


東村山のソウルフードなんていう声もあるそうだけど(というか、看板にも書いてある。笑)、それにも納得。一度食べたら忘れられない魅力があるちゃんぽんなのです。

でっかいから揚げが鎮座する、唯一無二の冷やし中華

そんなちゃんぽんが名物の「すぱいす」でも、夏になると一般的なラーメン屋と同様に冷やし中華が始まります。ですが、やっぱり冷やし中華にもロースから揚げを乗せちゃうのが“すぱいす流”!

一般的な冷やし中華というと、だいたい冷たい麺にキュウリやトマト、ハム、錦糸玉子などの具材をのせてから、酸味のきいたタレをかけるもの。これが暑い夏に食べるとサッパリとうまいわけですよ。


すぱいすの冷やし中華もベースこそ同じテイストだけど、どでかいロースから揚げをガツンとのせちゃう。このワイルドさたるや!

から揚げにはもちろんうま辛のタレも!

▲から揚げにはもちろんうま辛のタレも!

せっかくサッパリ仕上げたのに、揚げ物で台無しになっちゃうのでは・・・と、心配になりますが、いざ食べてみるとこれが芸術的。から揚げの衣はサクサクと軽めで、全然違和感なく具材の一部になっている。しかもサッパリしたタレと合わさると油淋鶏的なテイストに!

麺は繊細でのどごしが良く、おなじみの具材とあわせて清涼感たっぷりに食べても良い感じ。でも、から揚げと麺を一緒に口に運び、サクサクとしたアクセントと、ジュワッと広がる肉のうま味を味わうのも楽しい!

そう、楽しいんですよ。すぱいすの冷やし中華は。


タレもタレで油が加わることで少しずつまろやかに変化していき、衣にかかったうま辛のタレが溶け込むとピリッと味が引き締まる。卓上の調味料を加えなくても味変ができちゃうとか、本当にエンターテインメント性バツグンだなあと。

ワンプレートなのにコース料理を食べているかのような楽しさが詰め込まれている冷やし中華。ガッツリ系のようでサッパリしてる、唯一無二過ぎる冷やし中華。


冷やし中華って聞くと僕らはみんな同じようなイメージで思い浮かべられるんだろうけど、こういう型破りな冷やし中華も最高だな。そんなことを思う一杯なのです。


■店舗情報

「すぱいす」

所在地:東京都東村山市本町4-6-13

最寄駅:東村山

電話番号:042-395-4447

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