昭和レトロな目黒銀座商店街

東急東横線渋谷駅から電車で10分ほどに位置する中目黒駅。駅の高架下には蔦屋書店やスタバがドドンと鎮座し、駅周辺にも雰囲気の良いお店が軒を連ねています。


「オシャレな若者が闊歩する街」「芸能人がたくさん住んでいるエリア」という勝手なイメージから、これまで怖気づいていた街でもあります。


しかし駅を出て脇道に入ると、「目黒銀座商店街」というなんとも昭和レトロな雰囲気を残す商店街が現れるのです。

下町的園芸風景の“いつメン”たちが、ここ中目黒にも

目黒から祐天寺に向かって伸びる目黒銀座商店街では、電気屋さんやクリーニング屋さん、お茶屋さん、八百屋さんなどなど、さまざまなお店がズラリと軒を連ね、買い物客でにぎわっています。


軒先では、メダカが飼われていたり、ペットボトルが並べられていたり、巨大なアロエが鎮座されていたり・・・。“下町的路上園芸”おなじみの顔ぶれを見つけると、急に親しみがわいてうれしくなります。


ちなみに七夕の時期には、笹飾りの代わりなのか、巨大アロエにびっしりと、願いがしたためられた短冊がかかっていました。とても良い。

小道の向こうに、目黒馬頭観音

ぶらぶらと商店街を歩いていると、「目黒馬頭観音」と書かれた、紅白の提灯がぶら下がった門のようなものを発見。


「・・・馬の頭?」と思い調べてみたところ、かつて目黒には目黒競馬場をはじめ、乳牛牧場や馬力運送業者などもあり、馬にゆかりが深い土地だったのだそう。目黒銀座商店街だけでなく、さまざまな場所に馬の霊を慰める馬頭観音が建立されたそうです。今は車がバンバン走っている中目黒ですが、昔はあちこちを馬が闊歩していたんでしょうか。


商店街から馬頭観音へと伸びる路地の入り口には、ランタナの鉢植えや、看板の上のオリヅルラン。路地の壁際にも、所狭しと鉢植えが並びます。


なんだか秘密の小道のような路地が、異世界への入り口めいていて、ワクワクしますね。

「はみだす緑」も探そう

馬頭観音をお参りしたあとは、そのまま商店街や脇の小道をぶらぶらと散策するのも良し、目黒川沿いの桜並木の木陰で涼むのも良し。


舗装の隙間から、もさっとしれっとはみ出すコキアを見つけちゃった日には、ますます中目黒が好きになってしまうってもんです。

中目黒駅(東急電鉄)
  • 所在地

    目黒区上目黒3-4-1

  • 最寄駅

    中目黒

  • 電話番号

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