
茂木 雅世(お茶もきこ)
急須で淹れるお茶好きが高じて、2009年頃からリュックに茶器を入れ、全国各地でお茶をふるまう活動を開始。お茶への偏愛を抱きしめながらさまざまな企画や発信、執筆などで活動中。レギュラー番組にFMヨコハマ「NIPPON CHA茶CHA」・LuckyFM「HAPPYパンチ!」。著書に「東京のほっとなお茶時間」「東京のおいしいボタニカルさんぽ」。煎茶道東阿部流師範。
カジュアルな空間で、心躍るtea体験を

▲漢方を現代のライフスタイルに合わせて“再解釈したメニュー”に出会える。
グローバルメディア「タイムアウト」で、2024年の「世界で最もクールな街」にランクインした東京・学芸大学。落ち着いた雰囲気の中に個性的なお店が点在する、今改めて注目されている人気のエリアです。
そんな学芸大学の駅を降りて、3分ほど歩いた住宅街の中に見えてくるのが、「jian」。
ガラス張りの開放感あふれる空間で味わえるのは、国産の茶をベースにスパイスやハーブを調合したチャイやYOJO TEA。アルコールメニューなどのオリジナルドリンク、そして小腹が空いた時に食べたくなるバターサンドなどのワンハンドメニューもそろっています。

▲ポップでカラフルなオリジナルのティーシロップはギフトにも人気。
お店を訪れたら、まずはフローチャートで自分自身のタイプを知ることからスタート。古代中国を起源とする自然哲学の思想“五行思想”に沿って生み出された5つのフレーバーの中から、自分に合ったものがどれなのかを見つけます。
メニューは国際中医薬膳師、漢方薬剤師監修のものなので、今の自分の状態をより良い方向へと導きたいという時にも頼りになるはず。
ワイングラスでいただくYOJO TEAに、シオマントウを添えて

▲自身の幼少期の体験から、jianを立ち上げたfounderのタクさん。
タイプが決まったら、その結果に沿ったドリンクメニューを選択。ティーシロップを使ったソーダ割りのティーソーダやチャイなど、その日の気分に合わせてオーダーができます。
チャートをやってみると、私に合うお茶は“BREEZE”という結果に。気温が低い日だったので、温かいYOJO TEAをセレクトしました。
オーダーを受けてから一杯一杯丁寧に急須で淹れ、ワイングラスで提供されるのもポイント。香りも堪能しながら、ゆったりと新感覚のお茶体験が堪能できます。

▲めぐりを整えることに着目された“BREEZE”は宮崎県のウーロン茶をベースにヨモギやクコの実などが調合されている。
ドリンクメニューに添えるフードメニューで、私が一番オススメしたいのが、“塩饅頭”シオマントウ。東洋から日本に伝来した“蒸しパン”の一種で、ふわっふわ食感が特徴です。
和紅茶をベースにコリアンダーなどのスパイスを調合した“茶塩”を少しつけていただけば、紅茶の香りがふわりと広がり、マントウ自体のやさしい甘さとしょっぱさが後を引きます。

▲さらっと食べられるのに、満足度が高い逸品。茶塩がクセになる。
2024年夏にオープンをして以来、プレオープンとしての営業を続けてきたjianですが、11月末には、晴れてグランドオープンの日を迎えました。
季節の変わり目にきっと誰もが感じたことがある“なんとなくだるい”“気分が上がらない”といった小さなモヤモヤ。jianは、そんな時にふらっと足を運べる“お守り”のような存在として、これからもますます多くの人に愛されていくはず。
自分を見つめなおしたい時、元気が欲しい時、ふらりと足を運んでみては?
Jian
所在地:東京都目黒区鷹番3-15-18
最寄り駅:学芸大学
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