茂木 雅世（お茶もきこ）
幼い頃から急須でお茶を淹れることが大好きだった生粋のお茶っこ。2009年頃からリュックに茶器をつめ、全国各地で急須でお茶を淹れる活動をスタートさせる。 FMヨコハマ「NIPPON CHA・茶・CHA」をはじめラジオパーソナリティーや連載・執筆などで活動中。著書に「東京のホッとなお茶時間」「東京のおいしいボタニカルさんぽ」。 お茶もきこと呼ばれていたり、いなかったり。煎茶道東阿部流師範。 「ホッとするは正義」をテーマに“ホッとすること”を研究中。 公式HP：https://ocharock.amebaownd.com/
カウンターを挟んで始まるお茶の時間
銀座駅からすぐの場所にお店を構える「うおがし銘茶 茶・銀座」。創業は昭和6（1931）年。築地に本店を構える日本茶専門店の銀座店として長い間多くの人たちに愛されているこの場所は、いつ訪れてもあたたかい雰囲気で出迎えてくれます。
店内に入ると「どうぞ」と必ず出てくる一杯のお茶。「一杯のお茶から会話が始まる」という言葉をよく耳にしますが、誰かに淹れていただいたお茶を飲むと心が軽やかになり、お茶の話をしたくなるから不思議です。
▲茶・銀座だけのオリジナルのお茶も。
店内はお茶屋さんというよりも、親近感があるギャラリーのような趣。カウンターやガラスケースに、一度聞いたら忘れられない名前と印象的なパッケージのお茶が並びます。
オンラインでもうおがし銘茶のお茶は購入が可能ですが、ここはまさに多数あるラインナップの“味わいを確認する場所”であり、“自分好みの一杯に出会う場所”。気になったお茶は全て試飲することができます。
昔ながらのお茶屋さんの雰囲気はそのままに、ここでしか体験できない特別な時間が流れています。
美味しいお茶はきいろ・きんいろ
▲飲み終わっても捨てたくない、アートのようなパッケージ
うおがし銘茶のお茶といえば、特徴的なのが、輝くきいろい水色（すいしょく）と余韻まで美味しい個性的な味わい、そして記憶に残る香りです。
まずお店を訪れたなら何も考えずにお茶を一口味わってみてください。飲むシーンや好みにもよりますが、はじめての方は30年以上前から変わらない一番人気のお茶“しゃん”をぜひ。
90年以上にうおがし銘茶が大切にしてきたことが、ダイレクトに伝わってくるはずです。
▲少人数でのワークショップやイベントなども定期的に開催されている
急須や湯のみなどお茶周りの雑貨を見たい時には、ぜひ奥の階段で２階へ。作家による作品を中心に、お茶屋さんが選ぶ、使い勝手の良いシンプルな茶器がそろっています。
本物の味わいと気軽に楽しむお茶の時間。時代がどんなに変わっても、自分らしく、まっすぐでいることの大切さを教えてくれる場所です。
うおがし銘茶 茶・銀座
【住所】東京都中央区銀座5-5-6
【TEL】03-3571-1211
【営業時間】 12:00 - 19:00
【定休日】日曜・月曜定休
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※本記事は2025年02月07日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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