亀さんは江東区北にある亀戸エリアの守り神

公衆トイレやベンチなどもあって、待ち合わせ場所としても利用されている「亀戸駅前公園」は亀戸駅の近くにあります。亀戸と言えば、もちろん「亀」です。小さな園内の中心には、高さ約3mの亀の噴水があり、池の形や台座も亀の甲に見立てて六角形にデザインされています。まさに亀づくしの亀戸らしい公園です。
何といっても印象的なのが、組体操のように重なる格好の3匹の羽のついた亀。一番下が親亀、真ん中が子亀、一番上が孫亀です。🎵親亀の背中に子亀を乗せて〜子亀の上に孫亀のせて~🎶といった昔の流行歌が思い浮かび、思わず笑みがこぼれます。

この亀のモニュメント「HANEKAME’92」は造形作家の松本哲哉さんの作品。亀戸地区が未来に向かって羽ばたくように、という願いが込められています。
一番下の親亀は前方をしっかり見据えて四肢を踏ん張る様子、真ん中の子亀は前足が浮くほど強く羽ばたく様子、そして一番上の孫亀はまさに飛び立とうとする様子が表現されているんです。

ちなみに、この羽亀は、中国の古代思想に由来する東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武の「四神」うち、北を守護すると言われている玄武に見立て、設置されています。江東区の中で“北”に位置する場所、それがここ、亀戸駅前公園です。

《噴水指数》※各5点満点
華やかさ 3.0
さわやかさ 3.0
インパクト 3.5
ムード 3.0
ハーモニー 3.0
造形美(彫刻,水) 4.0
総合影響力 3.3
羽亀たちの重なり合っている姿を見ていると、噴き出す水は旅立とうとする孫亀に親亀、子亀が大声で檄を飛ばして鼓舞しているようです。それはまるで家族といるような温かい気持ちになります。そのように感じさせるのは、この噴水の「造形美」によるものでしょう。慣れ親しんだ愛嬌のある姿に親しみや身近さを感じずにはいられません。
また、「インパクト」もこの噴水の魅力です。世界の怪獣ファンに愛されてきた大怪獣のガメラだって羽はないのに、この亀たちには違和感なく羽が存在します。勢いよく羽ばたく様子は見る人の心をつかみ、超大作映画を鑑賞した時のような強い印象を受けるでしょう。和気あいあいとした雰囲気の中で力強く輝く噴水は必見です。
また、「不器用で損をしている・・・」と悩んでいる人にもオススメ。しかし、何でもそつなくこなす人は一つのことに徹することができません。大切なのは、どんな自分とも焦らずにゆっくりと向き合うことです。この噴水は、個性の素晴らしさを教えてくれるでしょう!
亀戸駅前公園
所在地:東京都江東区亀戸2丁目21−9
電話番号: 03-3647-3312(江東区役所 文化観光課 観光推進係)
- 亀戸駅前公園
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所在地
江東区亀戸2-21-9
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最寄駅
亀戸
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電話番号
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