「フィオレンティーナ ペストリーブティック」夏の風物詩と言えば、グラスの中にさまざまな層を重ねた「サマーベリーヌ」。2025年も6月中旬から並び始め、7月に入り全8種類がそろった。

新作の一つ「ハニーレモン＆メロン」は、丸くくりぬいた赤肉メロンや芳醇な香りのメロンジュレと杏仁豆腐に、ハニーレモンゼリーや蜂蜜漬け輪切りレモンの甘酸っぱさが新鮮。スポイト入り青紫色のバタフライピーシロップで味と色を変えるのも楽しい。

赤色あでやかな「ローズ ライチ ラズベリー」は、バラの花弁とジュレ、大粒のライチ、ラズベリームースを重ねたエレガントな品。「パイナップル＆パッション」は、南国フルーツのジュレやレアチーズムース、フレッシュマンゴーとパイナップルが生クリームと好相性だ。

ひときわ豪華な新作「マンゴー＆パッション ティラミス」は、パッションフルーツの皮に見立てたチョコレートの半球に、刻んだパイナップルとパッションフルーツ果肉入り。フチを囲むように重ねられたスライスマンゴーが美しい。中はマンゴー＆パッションのシロップが染みた生地と軽やかクレームダンジュで、夏らしいティラミス仕立てに。

昨年に引き続き人気なのは、昭和レトロな「プリンアラモード」。ほろ苦カラメルをまとった硬めプリンに、敢えて缶詰のサクランボやメロン、マンゴー、生クリームなど盛り沢山。グラスの中はホテルの定番ショートケーキのイメージで、自家製ベリーシロップ香るスポンジと苺スライス、生クリームと、1個で2つのスイーツを味わえる。

今年リニューアルした3品は、金魚鉢形の愛らしいグラス入り。「シャインマスカット スパークリング」はノンアルコールのシャルドネスパークリングワインゼリーとさっぱりしたリコッタチーズムース。

「ピーチ スプマンテ」はイタリアのスパークリングワイン“スプマンテ”のゼリーとコクのあるマスカルポーネムース。ゼリーに閉じ込められた泡がキラキラ輝き、シュワッとした口どけだ。「トロピカル マンゴープリン」はマンゴージュレとココナッツムース増量で、より南国感がアップ。トップにはカット果実も山盛りで、3色そろえて手土産にすれば、場が華やぐこと間違いなしだ。

併設のイタリアンカフェ「フィオレンティーナ」の席で食べることもできる。イートインだと消費税率は10％、サービス料が別途15％かかるが、ランチ後のデザートにいただくのも、夏の優雅な思い出となりそうだ。